| 10月30日、東京・東中野BOXで開催されていた<ヤマガタ+plus>映画祭“Post Fiction!”で上映していた『ルート1』を見逃してしまった悔しさから、巡回先の大阪まで追っかけてきました。 前の晩に『ブルーベルベット』のDVDをまるまる全部観てしまったのでちょっと眠い。最近は映画を途中でやめるということができない。観はじめたら最後、終わりのクレジットが出るまで観続けてしまうのだ。いったいこんな体に誰がした。 『ルート1』は、ちょっと前に、「英仏海峡映画私信」の方に、わたしはこの映画を観に大阪まで行くかもしれませんよと言ったら、“旅をしながらこの映画を観るのは正しい見方ですね”とのお返事をいただき、そのときは、ふう〜ん、そうなのかな???という感じだったが、今回このような動きをしてはじめて、それがどういう意味を持った言葉だったかよくわかる。 ドキュメンタリーにありがちな1時間足らずの作品だったら本当に行ったかどうかわからないけれど、この『ルート1』は上映時間もたっぷり4時間15分ある。新横浜から新大阪まで約3時間、往復6時間かけて4時間あまりの映画を観に行く旅もよかろう・・・などと思いつつ、そう、確かこれは、監督ロバート・クレイマー自らのロードムーヴィだったな・・・などと思いつつ、早朝の車窓から真っ白い頭の富士山がくっきり見えたとき、あまりの美しさに惚れ惚れし、やっぱり来て良かった!などといっぱしの旅行者のような気分になってしまった。日帰りだというのに。 それにしても、久々に見る富士山はちょっとお太りになられたのではないか?と思ったけど、わたしの気のせいか。 だいぶ前にゴダールの『映画史』が東京で初公開されたとき、はるばる遠方からゴダールファンが詰めかけたと聞いた。このときわたしは、映画ファンってすごいなあ、何万もかけてたかだか映画を観に来るなんて、などといたく感心してしまったのだが、今回彼らと同じような動きをしている自分に気がついた。今となってはわたしも同類。うん、わかるよ、わかるよ、その気持ち、いくら待っても地元では絶対上映しないだろう映画はやっぱり自分が動くしかないんだ。 『ルート1』が上映された劇場は、大阪・十三にある「第七芸術劇場」。庶民的な商店街とピンク街が平行に並んであるにぎにぎした街で、「第七芸術劇場」があるのはもちろんピンク街の方(笑)。 そして買物客でにぎわう通りの方にはなぜか、ポルノ&まじめ映画がいっしょになって上映している怪しげな劇場(←写真)なんかもあったりして、わたしは十三駅前で買った、こちらの餅菓子と比べると3倍大きい“やきもち”をほおばりながらつらつら散策、上映まで時間つぶし。そして『ルート1』観賞後は、阪急で京都河原町まで繰り出し、お総菜とお漬け物を買って帰ってきましたとさ。『ルート1』の感想はこちら |