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第12回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭
The 12th Tokyo International Lesbian & Gay Film Festival 2003年7月17日〜 21日 東京・青山スパイラル |
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| 今年のL&G映画祭のアイドルはこの人できまり!!!(もう1枚) 毎年映画祭のオープニングには必ずといっていいほど登場してくるクイア界の華麗な花ドラァグクイ〜ン♪ 今年はいつもより笑顔も肉づきも迫力満点のブリトリー・スピアーズのそっくりさん! 愛嬌たっぷりの腹つきで歌って踊って思いっきり盛り上げてくれました。 なぜブリトリー・スピアーズなのか?というと、今年のオープニングを飾った映画が『ブリトリーに逢いたくて(Britney Baby, One More Time)』という映画だから。英国のポップ歌手ブリトリー・スピアーズ(♀)のそっくりさんコンテストに優勝したロバート君(♂)が、B級映画監督の口車に乗せられて、偽ブリトリーの格好をしてミルウォーキーからニューオリンズまでどたばた珍道中するというお話。道中、本物のブリトリー・スピアーズに間違えられてファンから追いかけられるわ、事故った親子を車の中から救出するわ、酒場で野郎と歌って踊るわの大騒ぎ。でも最後はうまい具合に落ち着いてしまうのがすっごいアメリカ的! 映画的にみればあくまで中レベルにとどまるが、この映画祭のオープニング作品はとにかく質よりも笑い。主役を演じたエンジェル・ベントン君が羽織袴姿で会場に来てくれて盛り上がりも上々、会場内に設けられたフリードリンクコーナーでスパークリングワインをいただきながら、お手手つないで楽しそうにお仲間と雑談しているお兄ちゃんたちを横目で眺めながら、あつ〜い夏の夜を過ごさせてもらいました。やっぱ世の中、愛よ、愛。 |
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今回ちょっと気になったのが全体的な映画の質。今年は4作品しか観ていないので何とも言えないが(ホントに)、全体的に上映作品の質が落ちているような気がする。楽しいのもいいんだけど、やっぱりふつうな映画マニアの人も来てるんだから、内輪で盛りあがるのもほどほどにして「映画祭」らしくきちんとした映画をみせて欲しい。わたしが観た映画のなかで一番おもしろかったのは『マンゴー・スフレ(Mango souffle)』という2002年のインド映画(文句なしに★★★★)。はじめは鑑賞リストに入っていなかった作品だけど、でもクイアを題材にしたインド映画はきっとイケるだろうと踏み、試しに観てみたのが良かった。ストーリーは、ゲイのファッションデザイナーであるカムラッシュが親しい仲間を集めてパーティを開く。彼はここで何かうち明けたかったのだが、躊躇している間に、結婚を目前に控えた妹が現われてから妙な展開になってくる(実は彼女の結婚相手というのがカムラッシュの元カレ)。インド映画特有のベタな部分はあるけれど、出てくる人たちもなかなかの役者揃いで、会話も抜け目ないおもしろさ。さすがインド映画、飽きさせない展開に、やっぱり見せ方が違うわと改めてインド映画に惚れ直してしまったわたしであった。 ストリートチルドレンを題材にしたドキュメンタリー、2001年アメリカ映画『行き場をなくした子供たち(Out in the Cold)』は、題材が興味深いだけにそれなりに期待していったのだがいまひとつピンとこなかった。現在アメリカでは、130万人以上もの若者が、家族や社会から排除され、ホームレス状態で路上生活をやむなく強いられている。映画は、昔路上で暮らしていたという当事者の話やら、ソーシャルワーカーたちの証言をまとめてあるのだが、全体的にいまひとつ説得力がない。なぜかというと、今現在、路上で暮らしている子供たちの姿をきちんと見せてないからだ。題材はよくても肝心なところが抜け落ちたちょっと手を抜いた作品といった感じがする。 そして、見事はずれてしまったのが『ナイン・デッド・ゲイ・ガイズ(Nine Dead Gay Guys)』。2002年のイギリス映画。アイルランドからロンドンにやってきた若者二人が、金稼ぎのために仕方なく(?)ホモのお相手をするが、“はずみ”で人がどんどん死んでいく。結局9人のゲイが死んだから、映画の題名にもなっている『ナイン・デッド・ゲイ・ガイズ』なんだけど、これ、2002年のカンヌ国際映画祭招待作品だったらしいのだが、いったいこの映画のどこが良くて招待されたのだろう。笑えるような笑えないような、ブラックな展開がおもしろいといえばおもしろいが、笑っていたのは最初のうちだけ。最後の方は、短絡的に「金、金」といっている若者の姿に飽き飽きしてきた。 |