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FESTIVAL DEL CINEMA ITALIANO 2004 TOKYO 2002年4月29日〜5月4日 東京・有楽町朝日ホール 公式HP |
今年で第4回目を迎えたイタリア映画祭。「こんなにやるつもりじゃなかった」という某企画者の声とは裏腹に、今年は特にたくさんの人が会場に押しかけてきた印象。会場もほぼ満席状態、せっかくのGWなのに、みんな行くところはないの?と思うくらいの賑わいぶりで(そういうわたしも4日も通ってるし)、この調子だと来年もイタリア映画祭開催は確実だろうと思う。 この映画祭は毎年テーマが決められており、今年のテーマは「記憶の旅」。昨年は「家族」、一昨年は「イタリア旅行」だった。この“テーマ”というのは、作品選びの過程で決まるのか、それともテーマを先に決めてから作品選びをするのか。そんなこと、わたしの知る由ではないが、あらかじめテーマが決まっていると全作品を関連づけて観賞することができて一見良さげに見えるが、ちょっと間違うと同じようなものを見せられているような気になってしまうのが落とし穴だ。もちろん、ひとつひとつの作品はまったく違うものなのだが、似たような題材の映画を見続けていくと次第に退屈になってくるもの事実。いくら個々の作品が良くても、飽きがくるというのが心情だろう。実はこのことは昨年気がついたことで、昨年は上映作品全部観たにもかかわらず満足感が薄く、テーマが「家族」というのが、わたし的にはあまり好きではなかったというのもあるかもしれないが、映画祭終わったあと疲ればかりが残ってしまった。今年、本数を6作品にとどめたというのはそういう理由もあってのことだ。せっかくの映画祭、飽きてどうする? 一度は旅してみたいイタリア、歴史のある国イタリア。やっぱり映画祭は、いろんな変化あってこそだろう。 また、「今年は誰に会えるかな?」というのもイタリア映画祭の愉しみのひとつになっている。アメリカ映画やフランス映画というのは一般公開される数も多く、見たい俳優の出演作品を観るのは比較的容易だ。しかしイタリア映画はなかなかそうはいかない。公開される作品だって少ないし、本数もこの映画祭を除けば年に10本以下にとどまるのではないだろうか。役者だって、ソフィア・ローレンやマストロヤンニあたりで止まっちゃってる人も多いのでは? なにを隠そうわたしだって、この映画祭に来るまではイタリアの若手人気役者なんてぜんぜん知らなかったんだから。 ステファノ・アルコッシ、ルイジ・ロ・カーショや、マルゲリータ・ブイ、ステファニア・ロッカらはこの映画祭ではじめて知ることのできた俳優たちだ。今年は、その彼らに加えてマヤ・サンサという素晴らしい女優に出会うことができた。笑うと、思わず微笑み返したくなるようなすばらしい笑顔の持ち主で、一度会ったらもうお友だち。今回はベロッキオの『夜よ、こんにちわ』と、大河ドラマみたいな映画『輝ける青春』に出演しており、ベロッキオの『夜よ、こんにちわ』では、テロリストの一員というシビアな役柄なので、残念ながらその輝くような笑顔を見ることはできないが、『輝ける青春』の方では、そのラテン系メリハリボディとともに彼女の魅力を充分に堪能することができる。この二作品はまったく質の違う映画だったせいか、両作品のなかのマヤ・サンサがすぐに彼女だとは気がつかず、あとになって同一人物だったのか?!と驚いた。もっとマヤ・サンサを! そんな気にさせる女優である。 |