★★★★4つが最高(全くの主観によるものです)
CINEMA ... 劇場で観たもの DVD/VIDEO ... 自宅のタタミシアターで観たもの


1月に観た映画
│ウエルカム!ヘブン│ボウリング・フォー・コロンバイン│一票のラブレター│不実の愛、かくも燃え│ミモラ、心のままに│シャンプー台の向こうに│白と黒の恋人たち│僕のスウィング│ぼくは歩いてゆく│グレースと公爵│コーリャ、愛のプラハ│さすらいの二人│血斗のジャンゴ│マイノリティ・リポート│



ウエルカム!ヘブン
2001年■スペイン=イタリア=フランス■監督・脚本アグスティン・ディアス・ヤネス■出演ペネロペ・クルス、ビクトリア・アブリル、ファニー・アルダン、ガエル・ガルシア・ベルナル
CINEMA
★★
ペネロペちゃんのワルな男っぷりと、ビクトリア嬢(わたしこの人が目当て)のおとぼけぶりと、ファニー・アルダンの香りたつような女の魅力を見たい方は必見! ガエル・ガルシア・ベルナルは交尾したがるお猿かも。『夜になるまえに』のハビエル・バルデムのカメオ出演には思わずうききっ!(2003.01.29)


ボウリング・フォー・コロンバイン
BOWLING FOR COLUMBINE■2002年■カナダ■監督マイケル・ムーア■出演マリリン・マンソン、チャールトン・ヘストン、マット・ストーン
CINEMA
★★★
随所にブラックな笑いはあるけれど、監督ムーア自身はいたって真剣そのもの、ひたすら硬派な姿勢をくずさない。銃による暴力が世界一多い We are No.1 アメリカ。今後の銃問題をどう扱うかによってアメリカに穏やかな社会が訪れるか否かは今や重大な問題だ。つづきを読む [関連コラムはこちら](2003.01.25)


一票のラブレター
2001年■イラン=イタリア■監督・脚本ババク・パヤミ■音楽マイケル・ガラッソ■原案モフセン・マフマルバフ■出演ナシム・アブディ、シラス・アビディ、キシュ島の住人たち
CINEMA
★★★
キシュ島に「投票箱」がやってきた。デモクラシーなんぞ知らない無骨な兵士と、一票の投票を求めて住民に語りかける少女。根底にあるものはとてもとても大きな問題なのに、さわやかな潮の香りのするふたりの恋がさりげなくそれをじゃまする。「どうせ今日は眠れそうにない」と兵士がつぶやく。いいないいな、恋って。それにしても、どうしてわたしは、キシュ島の風景を見るとこう眠たくなるのだろう。(2003.01.25)


不実の愛、かくも燃え
2000年■スウェーデン■監督リヴ・ウルマン■脚本イングマール・ベルイマン■出演レナ・エンドレ、エルランド・ヨセフマン、クリスタル・ヘンリクソン
VIDEO
★★★★
北欧の淡い太陽の光が、残されし者にせつなくも美しい影を落とす。人生の最後に人が見る夢は、過去を懐かしむ思いと自分がしてきたことへの呵責の念が入り混じる。切々と人生を物語る、ああベルイマン、やっぱりいい。主役のレナ・エンドレの素晴らしさといったら!(2003.01.23)


ミモラ、心のままに
STRAIGHT FROM THE HEART■インド■いや〜ん、手元に資料がないから監督も役者もわからな〜い。え?ビデオみろって? え〜もう返しちゃった〜。
VIDEO
★★★
いやーすごいよすごいよ!!!たっぷり3時間かけて愛を育むことの大切さを教えてくれる。素晴らしき哉、人生。一番かわいそうなのは、あのお調子者イタリア=インド野郎かも。抱腹絶倒の凧あげシーンの歌と踊りは必見!たかが凧ひとつ上げるのにあんなにマサれるなんて、インド人ってやっぱりすごい!ちなみに“ミモラ”とはインドの言葉で“レモン”の意味。ミモラミモラ♪と歌うシーン、大好きさ。(2003.01.22)


シャンプー台の向こうに
BLOW DRY■2000年■イギリス■監督パディ・ブレスナック■出演ジョシュ・ハートネット、レイチェル・リー・クック、アラン・リックマン
VIDEO
★★★
ストーリーは三流だがおもしろさは一流だ。話は予想通りの展開で、ラストも見えているのについつい見入ってしまう。わかっちゃいるけどやめられない、かっぱえびせんのようなうまさだ。これがイギリス映画の魅力か。それにしてもジョシュ・ハートネットが柴犬だったとは。(2003.01.19)


白と黒の恋人たち
SAUVAGE INNOCENCE■2001年■フランス■監督フィリップ・ガレル■撮影ラウル・クタール■メディ・ベラ・カセム、ジュリア・フォール、ミシェル・シュボール
CINEMA
★★★
反ドラッグ映画をつくる監督がヤクの運び屋をして映画の資金づくり?! そしてヒロインは自分の役柄同様ドラッグ中毒になっちゃうなんて・・・おいおい、それじゃ世話ないじゃん、と思わずツッコミを入れたくなる。それでも映画はこよなく美しい。つづきを読む(2003.01.18)


僕のスウィング
SWING■2002年■フランス■監督トニー・ガトリフ■出演チャボロ・シュミット、オスカー・コップ、ルー・レッシュ、マンディーノ・ラインハルト
CINEMA
★★★
映画のための音楽か、音楽のための映画か。トニー・ガトリフの映画は明らかに後者の方。とにかく音楽を聴かせたいから映画を撮る。ロマ族の音楽をこよなく愛する監督同様、わたしも、体中の血潮が沸き立つ思いで映画を観ていた。つづきを読む(2003.01.18)


ぼくは歩いてゆく
1998年■イラン■監督アボルファズル・ジャリリ■1998年サンセバスチャン国際映画祭審査員賞■出演ファルハード・バハルマンド、ファルザネー・ハリリ
VIDEO
★★★
映画は世界を救えるか?・・・昔こんなことが話題になった時期もあったけど、『トゥルー・ストーリー』を筆頭に、アボルファズル・ジャリリの映画は多かれ少なかれ人救いの手段になっている。今やわたしにとって彼の映画はキアロスタミ以上の存在だ。こどもが生まれたときに戸籍を作らない親がいるというのに驚いた。戸籍がないから身分証がない。身分証がないから仕事ができない。主役のこどもは、この映画の完成後、実際に戸籍を持つことができたらしい。うれしい。最後のこどもの笑顔がじんと心に残る。(2003.01.15)


グレースと公爵
L'ANGLAISE ET LE DUC■2001年■フランス■監督エリック・ロメール■絵画制作ジャン=バチスト・マロ■撮影ディアーヌ・バラティエ■出演ルーシー・ラッセル、ジャン=クロード・ドレフュス
CINEMA
★★★★
鑑賞二度目。わたしはこの映画とともに年越しをした。再度観ても、そのすばらしさは衰えることなく、高尚なフランス語の響きに酔いつつも、字幕があってよかったと一安心。これがわかったらフランス語なんか勉強する必要ないかも、などと思いながら観ていた。つづきを読む(2003.01.11)


コーリャ、愛のプラハ
KOLYA■1996年■チェコ=イギリス=フランス■監督ヤン・スビエラーク■撮影ウラジミール・スムットニー■出演ズディニェク・スビラエーク、アンドレイ・ハリモン
DVD
★★★★
最初から最後まで酔いしれた珠玉の一作。いったいこんな素晴らしい映画をつくったのはどこのどいつだ!! 全てに渡って美しく、全てに渡って自然だ。おまけに至るところで涙腺がゆるむ。コーリャが映画館の前でロシア映画見たさにだだをこねるシーンがお気に入り。(2003.01.07)


さすらいの二人
PROFESSION : REPORTER■1975年■イタリア=フランス=スペイン■監督ミケランジェロ・アントニオーニ■撮影ルチアーノ・トヴォリ■出演ジャック・ニコルソン、マリア・シュナイダー
DVD
★★★
熱射病にかかったような、む〜んとけだるいロードムーヴィ。わたしの大好きなマリア・シュナイダーが可愛い。切ないラストはなぜか「シェルタリング・スカイ」を彷彿とさせる。でもジャック・ニコルソンの若い時って妙に格好いい。(2003.01.06)


血斗のジャンゴ
FACCIA A FACCIA■1967年■イタリア■監督セルジオ・ソリーマ■音楽エンニオ・モリコーネ■出演ジャン・マリア・ヴォロンテ、トーマス・ミリアン
DVD
★★
マカロニウエスタンマニアの間では、いち押しに押しの作品であるらしい。だがわたしにとってはいまひとつその良さが見いだせず、墜ちゆく大学教授の姿に快楽を覚えながらも、ただただトーマス・ミリアンの変貌ぶりに恐れ入った映画でした。つづきを読む(2003.01.06)


マイノリティ・リポート
MINORITY REPORT■2002年■アメリカ■監督スティーヴン・スピルバーグ■音楽ジョン・ウィリアムズ■出演トム・クルーズ、サマンサ・モートン、マックス・フォン・シドー
CINEMA
★★
一番肝心なところが抜け落ちた、ひたすら娯楽ムードに走って終わってしまった映画だった。だからハッピーエンドなのに奇妙な寂しさが残る。アクションシーンもスピード感がなくいまひとつテンションに欠ける。どうした、スピルバーグ? 話の根底に流れているものがいいからこそ、とても残念。住基ネットが導入された日本では、このような管理社会に疑問を持った「少数意見書(マイノリティ・リポート)」ネタは今や人ごとではないはず。(2003.01.03)



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